コルティナ・ダンペッツォは1956年にイタリア初となる冬季オリンピックが開催され、 その70年後となる2026年、ミラノとの共同開催で再び冬季オリンピックが戻ってきます
2026年の冬季オリンピック開催地として、コルティナとミラノによる共同開催が選ばれたのは偶然ではありません。
この町はアルペンスポーツが盛んで、素晴らしい歴史が残っています。はるか昔となる1956年、コルティナでは、イタリアで初めてとなるオリンピックが開催されました。コルティナでは1900年代初頭からスキーが人気で、まさにスキーの故郷です。1932年のワールドカップから世界選手権、そして2021年のワールドカップまで、コルティナのスキー場がスキーの歴史を刻んできました。 スキーだけではありません。クロスカントリースキーからホッケー、カーリング、ボブスレー、さらにスノーシュー、山スキーまで、さまざまなウインタースポーツの伝統も息づいています。
1956年の華やかな時代を経て、オリンピックが戻ってくることはコルティナにとってまさに千載一遇のチャンスです。この地の歴史に新たなページを加えるだけではなく、力強く明るい未来に向かって突き進むきっかけとなるのです。
2026年ミラノ・コルティナオリンピックはサステナビリティを強く意識する大会となります。この大会では、インフラの整備や観光PR、複数の分野におけるプロフェッショナルの育成に力を入れることで、その閉幕後も可能な限りポジティブな影響を残すことを目指しています。 この目標にとって最も重要となるのがインフラです。既存のスポーツ設備や施設を改修したり、アップグレードしたりして広く活用することで、環境への影響を最小限に抑えるように考えられています。
コルティナでは、カーリング、ボブスレー、スケルトン、リュージュ、そして女子アルペンスキーが開催される予定となっています。
2026年のカーリング競技は、1956年のオリンピックでの開会式と閉会式の会場であり、今もコルティナのシンボルとなっているコルティナオリンピックスタジアムで行われます。 スキー競技にも素晴らしい舞台が用意されています。多くのスポーツイベントでも使用されてきたトファネのスキーコースは、2021年のコルティナスキーワールドカップを機に改修され、刺激的な斜面と息を飲むような美しい景観が楽しめます。
2026年冬季オリンピックの公式エンブレムは、FUTURA (フトゥラ) と呼ばれ、雪のスロープで26の数字がデザインされています。
FUTURA (フトゥラ) は、サステナビリティと未来へのビジョンを表現したもので、シンプルかつエレガントなデザインが、2026年ミラノ・コルティナオリンピックの特色を表しています。また、このエンブレムは、これまでの歴史の中で初めてオンライン一般投票によって選ばれたことでも知られています。
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